【スタバのサイズ】なぜSMLじゃない？トール・グランデ・ベンティの意味と由来を徹底解説！
スターバックスで注文する時、「トールで…」と当たり前のように口にしつつも、「そういえば、なんでS・M・Lじゃないんだろう？」と疑問に思ったことはありませんか？
※筆者も結構スタバに行ってますが、言われてみると「確かに不思議だなぁ」という感じになります。
「グランデって何語？」「ベンティってどういう意味？」
そんな素朴な疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、スタバ独自のサイズ名の由来から、知っているとスタバがもっと楽しくなる豆知識もおまけでまとめてみました。
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スタバのサイズ一覧と容量
まずは基本のサイズと容量をおさらいしましょう。
| サイズ名 | 読み方 | 容量（ホット） | 容量（アイス） | 一般的なサイズ感 |
|---|---|---|---|---|
| ショート | Short | 約240ml | 約240ml | Sサイズ相当 |
| トール | Tall | 約350ml | 約350ml | Mサイズ相当 |
| グランデ | Grande | 約470ml | 約470ml | Lサイズ相当 |
| ベンティ | Venti | 約590ml | 約710ml | LLサイズ超 |
| トレンタ※ | Trenta | ― | 約920ml | （海外限定） |
※アイスのベンティは、氷の分を考慮してカップ自体が大きくなっています。
※トレンタは日本では販売されていません。
それぞれのサイズの語源と意味
一見複雑に見えるサイズ名には、それぞれ面白い由来があります。
◉ ショート（Short）
英語で「短い、小さい」を意味します。スターバックスが創業した当初は、このショートとトールの2サイズのみで、こちらが標準サイズでした。
◉ トール（Tall）
英語で「背が高い」という意味ですが、Mサイズに該当します。「TallなのにMサイズ？」と不思議に思うかもしれませんが、これには歴史が関係しています。元々「ショート」と「トール」の2種類だったところに、さらに大きい「グランデ」が登場したため、中間のサイズとして「トール」が定着しました。
◉ グランデ（Grande）
これはイタリア語で「大きい」という意味です。創業者のハワード・シュルツがイタリアのカフェ文化に感銘を受けたことから、高級感や特別感を出すためにイタリア語が採用されました。リッチな響きがありますね。
◉ ベンティ（Venti）
これもイタリア語で、意味は「20」です。なぜ「20」かというと、アメリカで使われる容量の単位「20オンス（oz）」に由来するからです。（20oz ≒ 約590ml）
◉ トレンタ（Trenta） ※日本未販売
最後に、こちらもイタリア語で「30」を意味します。その名の通り「30オンス（oz）」（約920ml）という驚きの特大サイズ。アメリカなど一部の国でのみ、特定のアイスドリンクを対象に販売されています。
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なぜスタバはS・M・Lを使わないのか？
スターバックスはアメリカ・シアトル発祥ですが、そのコンセプトに大きな影響を与えたのが、創業者ハワード・シュルツが訪れたイタリアのカフェ文化です。
シュルツは、イタリアのエスプレッソバーで人々がくつろぎ、会話を楽しむ光景に感銘を受けました。彼は、単にコーヒーを売るだけでなく、「日常とは少し違う、特別な時間と空間を提供する」ことを目指したのです。
そのため、あえて日常的な「S・M・L」ではなく、イタリア語の響きを取り入れることで、非日常的で特別なブランドイメージを演出しようとしました。
また、「Tall（高い）」「Grande（大きい）」といったポジティブで豊かな響きの言葉を選ぶことで、お客様が自然と豊かな気持ちになり、大きなサイズを選びたくなる、という巧みなマーケティング戦略も隠されているのです。
※着眼点が面白いですね。
まとめ：これであなたもスタバ通！（？）
スターバックスのユニークなサイズ名は、イタリアのカフェ文化への憧れと、特別な体験を提供したいという想いから生まれました。
- Short（ショート）: 英語で「小さい」。元祖レギュラーサイズ。
- Tall（トール）: 英語で「高い」。今やMサイズ的存在。
- Grande（グランデ）: イタリア語で「大きい」。リッチな響きが魅力。
- Venti（ベンティ）: イタリア語で「20」。その名の通り20オンスが由来。
- Trenta（トレンタ）: イタリア語で「30」。驚きの30オンスサイズ。（※日本未発売）
それぞれの言葉の背景を紹介しただけですが、意外にも知らないですよね。次にスタバを訪れた際は、ぜひ自信を持って「グランデで！」と注文してみてくださいね。