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火災保険は火事だけじゃない?意外な補償内容と確認方法を徹底解説

「火災保険」と聞くと、「家が火事になったときに使う保険でしょ?」と思っていませんか?実はそれ、非常にもったいない勘違いかもしれません。
今の火災保険は、火災以外のさまざまな”家のトラブル”に対応してくれる、暮らしの頼れるパートナーなんです!
この記事では、火災保険でカバーされる意外な補償から、請求時の注意点、ご自身の保険の確認方法まで、分かりやすく解説します。

筆者の体験談:
筆者も最近、火災保険を利用して賃貸物件の床を修理しました。
(この時は修理代が100%出ました)
以下に記載している、「不測かつ突発的な事故(破損・汚損)」補償を利用しましたので、同じような状況に陥った場合に備えて、是非火災保険の意外な使い方を知って欲しいです。

🔍 実はこんな時も使える!火災保険の「意外な補償」5選

1. 台風やゲリラ豪雨による「風水害」

こんな時に:台風で屋根瓦が飛んだ、豪雨で床上浸水した、強風でカーポートが壊れた
対象となる補償:風災・雹(ひょう)災・雪災補償

異常気象が続く近年、最も身近なリスクの一つです。多くの火災保険で基本補償に含まれていますが、「免責金額(自己負担額)」が設定されている、または損害額が20万円以上でないと対象外、といった条件がある場合も。ご自身の契約条件を確認しておきましょう。

2. 泥棒に入られた!「盗難・空き巣」による被害

こんな時に:泥棒に窓ガラスを割られた、鍵を壊された、家財を盗まれた
対象となる補償:盗難補償

泥棒による建物の損壊だけでなく、「家財保険」にも加入していれば、盗まれた家具や家電の損害も補償対象になります。

3. うっかりで高額出費…「家財」への損害

こんな時に:火災や落雷でテレビが壊れた、漏水でパソコンが水浸しになった
対象となる補償:家財保険(※建物とは別に契約が必要)

建物(家)だけでなく、中にある家具・家電・衣類などを「家財」と呼びます。火災保険は、「建物だけ補償」「家財だけ補償」「両方セット」の3パターンから選ぶのが一般的です。家財の補償を付けていないと、いざという時に生活用品は全て自費で買い直すことになります。

4. 上の階からの「水濡れ」被害

こんな時に:上の階からの水漏れで天井や壁紙にシミができた、マンションの共有排水管が詰まって水が溢れた
対象となる補償:水濡れ補償

賃貸・分譲マンション問わず起こりうるトラブルです。ただし、自分の家の給排水管の老朽化が原因で階下に損害を与えた場合は、この補償ではカバーされません(※後述の「個人賠償責任保険」で対応できる場合があります)。

5. 子どもやペットのいたずらによる「破損・汚損」

こんな時に:子どもがおもちゃを投げて壁に穴を開けた、模様替え中に家具を倒して床を傷つけた
対象となる補償:不測かつ突発的な事故(破損・汚損)補償(※多くは特約)

「うっかり」による損害も、この特約を付けていれば補償対象になる可能性があります。ただし、これも免責金額(自己負担額)が設定されていることがほとんどです。

【個人賠償責任保険とは】火災保険でつけられる最強特約をチェック!

日常生活における「他人への賠償責任」を広くカバーしてくれる、非常に心強い特約です。

こんな時に役立ちます!

  • 自転車で人にぶつかりケガをさせた
  • 飼い犬が他人を噛んでしまった
  • 買い物中に商品を壊してしまった
  • 自宅の水道管から水漏れし、下の階に損害を与えた

補償名:個人賠償責任保険特約

自動車保険や傷害保険の特約としても付けられますが、火災保険で加入しているケースも多いので、ぜひ確認してみてください。

✔️ 3分でわかる!あなたの火災保険「3つのチェックポイント」

「じゃあ、私の保険はどうなってるの?」と思ったら、ご自身の火災保険の契約内容や、保険会社の「契約者マイページ」を確認しましょう。もし書類が見当たらなければ、保険会社や代理店に連絡すれば再発行や内容確認ができます。

チェックポイント1:保険の対象は?

「建物」だけか、「家財」も含まれているかを確認します。

チェックポイント2:基本の補償内容は?

以下の項目が入っているかチェックしましょう。

補償の種類 火災保険での一般的な記載名
火災・落雷・ガス爆発 「火災・落雷・破裂・爆発」
風水害 「風災・雹災・雪災」
水濡れ事故 「水濡れ」
盗難 「盗難」

チェックポイント3:特約(オプション)は?

「特約」の欄に、以下の記載があるか確認しましょう。

補償の種類 火災保険での一般的な記載名
破損・汚損 「不測かつ突発的な事故(破損・汚損)補償」
個人賠償 「個人賠償責任保険特約」

📝 まとめ:火災保険は「暮らしのお守り」。今すぐ内容の確認を!

火災保険は、火事だけでなく、自然災害・盗難・日常の思わぬ事故まで幅広くカバーしてくれる、非常に頼もしい保険です。

ただし、必要な補償や特約が自動で付いてくるわけではありません。いざという時に「補償対象外だった…」と後悔しないためにも、ご自身の契約内容を一度チェックしておくことが大切です。

火災保険の証券が手元にある方は、さっそく今チェックしてみましょう。「どこまで補償されているか」を知ることが、あなたの暮らしを守る第一歩になります。

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